さとり世代というものがあるらしい。

ゆとり世代の次に来るのは「さとり世代」らしい(URL:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/02/news060.html)。さらに元記事は、URL:http://www.webdoku.jp/tsushin/2010/01/27/007264.html
このさとり世代について書いてある記事では、「現代の若者が目指すのは、実にまったりとした、穏やかな暮らしである」といった記述がある。思えば、この世代は物心ついたときから低成長と不況を本能で感じ取った世代である。消費しないこと、身の丈で生きること、それが一番確実に生きる方法であることを本能でわかっているのかもしれない。自分からみると、ある意味うらやましい世代である。自分にとって必要なものを手に入れ、必要な分だけ使う。消費が美徳であるという概念がそもそもない。そんな世代なのかもしれない。新しい時代の清貧(しかし貧しくはない)の心をもつ世代なのかもしれない。
清貧であること。修行僧のように、とまではいかなくても身の丈で生きること。しかもそれが本能としてできること。まさしくさとりを開いた僧侶のようであり、的確な言い方と思える。
だからこそ、自分は、すなおにさとり世代に対してはうらやましさを感じる。