これはおもしろそう。

IPAの「2008年度上期未踏IT人材発掘・育成事業(未踏ユース) 採択案件概要」のなかに、おもしろいものがあった。(URL:http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_1/youth/gaiyou/t-01.html)これは、「Webアプリケーション・セキュリティの自動検証フレームワーク」というタイトルである。
Webアプリケーションは、以前は単純なHTMLドキュメントの遷移に終始していたが、次第にできる機能が増え、さまざまなサービスを提供するようになった。それにつれて、画面構成、入力データ、処理ロジックも複雑になってきた。ここで問題になるのは、システムが複雑になるにつれて、問題点が発生しやすくなること、そして、その問題点を悪用する人がでてくることにより、システムやそのシステムを使う人にダメージを与えることができるようになることである。(いわゆるセキュリティの問題)
そのため、あるシステムを作ったときに、どのような問題点があるかを検査することが求められる。しかし、現状は、個別のシステムに適応した効率的な検査はできにくい。(数うちゃあたる方式か、人間の推測に高度に頼る方式)しかも、Webアプリケーションのシステムは、Webページの生成を動的に行う方向に向かっている。これは、自動化した検査がしにくい方向に向かっているということになる。
今回の案件は、それを改善してくれそうな案件であり、注目している。また、他の人も注目しているものでもあるらしい。(たとえばまっちゃさん(http://d.hatena.ne.jp/ripjyr/20090312/1236816431))
そして、このプロジェクト、、できれば自分も参加したいです。