案外よくうごくVirtualBox その2

FreeBSD上にインストールしたVirtualBoxは、思いのほかよく動く。特にWindows環境に関しては、3.1, 95, 98, NT4.0, 2K, XP, 2008SV(Vista相当?), Win7RC と一通りの環境で動作した。(これだけインストールするのもある意味酔狂かもしれないが)
ただ、この中で一番インストールが楽だったのはWin7RC,一番むずかしかったのはWin3.1 という感じだった。古いOSになればなるほど難しいというのはちょっと面白かった。
また、これ以外には、 Jaris(OpenSolarisの日本語対応らしい)がうごいた。 OS/2も動かそうとしたが、設定がむずかしく、うまくうごいていない。Linux系は、実はためしていない。
実際、VirtualBoxの仮想Windows環境で、VisualBasicExpressによる開発というのを最近行っている。動作としては、多少レスポンスが遅い場合もあるが、それほど気にならない。また、3Dゲームはまったくしないので、グラフィックアクセラレーションもそんなに強力でなくてよい。しかも、安定性もかなりあり、VirtualBoxを原因とする深刻なハングアップには今のところ遭遇していない。ネットワークに関しても、何も考えずにインストールするだけで仮想環境から外部インターネットに接続することができる(WindowsUpdateをなにも考えずに実行できる)
さらに、QEMUに対するアドバンテージとしては、マウスカーソルのシームレスな動作をあげることができるだろう。VirtualBoxから提供されているオプションのプログラムを利用すると、マウスカーソルの切り替えをシームレスに(自動的に)おこなってくれる。この機能は Windows(NT,2K,XP系)とJarisのみでの動作だが、マウスカーソルを切り替えることなくホスト環境とゲスト環境を行き来できるので大変便利である。
また、正式にportsに加えられたので、8-currentでも動作するだろう。(今の自分の環境は7.2-RELEASE)

ということで、去年からずっとおいかけてきた、FreeBSD-AMD64での仮想環境ですが、8-RELEASEでVirtualBoxとWineを使用することで、ほとんど対応できそうです。

また、VirtualBoxが動くことにより、amd64i386に対する最大のメリットである、4GB以上のメモリが使用できるというメリットを有効に使えるようになります。仮想化プログラムは、個人ユースの中でも最もメモリを使うプログラムのひとつでしょう。(他には動画エンコーディングなどもあるでしょうけれども)

ということで(なんでだ?)、Core2Quadの環境をやっとフルにつかえそうです。と同時に、Corei7もいいなぁ、とおもいはじめましたし、ノート環境でVirtualBoxをつかうためにも、Core2Duoのマシンがほしくなったのでした。

追加。Pentium3 1GHzのノートにもインストールしてみましたが、これも案外早く動きます。こいつはあなどれない。というよりも、このソフトのために、ノートPCがほしい、と思うくらいになりました。