タイトルが、「ふーーむ」 

Webサイトの記事にはいつもいろいろなニュースがのり、いろいろなコラムが載る。その中で、この記事の、特にタイトルが気になった。(URL:url:http://ascii.jp/elem/000/000/643/643497/)。この記事、タイトルが「日本のITはなぜ終わったのか」となっている。
この記事を書いた池田信夫氏は自分はよくしらない。しかし、終わったという「過去形」を使っているのが、ちょっと気になった。
「終わった」という認識を与えないと、日本のIT(特に産業としての)は変わらないのだろうか。そんな風に思った。
「終わった」という認識になると「何もない」という発想を自分はもってしまう。そうなると、「過去を全く無視して新しいものを作るしかないよ」という風にもうけとれる。こういうと否定的であるが、「過去に全くとらわれないようにしなくてはいけない」という風にもよめるし、「今後は全く変わっていく」ともよめる。
いずれにしても、タイトルに「過去形」をもってきたのは、考えるきっかけとしてはよいのではないか。そう思った。
ただ1点、このコラムの後の方に、こういうことがかいてあった。

(以下引用)
「このような日本の組織の特徴は、ある意味では1000年以上も変わらないものだ。しかしネットワークが世界全体に広がり、ITによって情報が瞬時に共有される時代には、このようなローカルな組織の連合体という日本の組織の特性は適していない。ITによるグローバル化は、ある意味では日本人の古代以来の行動様式を変えることを迫っているのである。」
(引用おわり)

1000年以上前といえば、平安時代から鎌倉時代へ移るとき、貴族や天皇から、武士に政治が変わるとき、である。 そのくらいの変革がいるといっている。そして、その時代の移る時に起こった事象として、ひとつひっかかることがある。